TOPIKのレベルチェックの方法

「自分は今TOPIK何級レベルなんだろう?」と思っている方へ

韓国語を勉強していると、ある段階で「自分の実力はどのくらいなのか」が気になってきます。TOPIKを受けてみようと考えているものの、いきなり本番を受けるのは不安、という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、TOPIK各級のスコア基準と「できること」の目安を整理したうえで、現在の自分のレベルを自己診断する方法と、目標級に向けた学習計画の立て方を解説します。受験前の現在地確認に役立ててください。

TOPIKのレベルチェックとは何か

公式のスコア基準を把握する

TOPIKには、TOPIK IとTOPIK IIの2種類があります。それぞれ満点が異なり、獲得スコアによって級が決まります。

試験区分 満点 スコア範囲
TOPIK I 200点 1級 80〜139点
TOPIK I 200点 2級 140点以上
TOPIK II 300点 3級 120〜149点
TOPIK II 300点 4級 150〜189点
TOPIK II 300点 5級 190〜229点
TOPIK II 300点 6級 230点以上

つまり、TOPIK Iを受けて80点未満であれば「合格なし(0級相当)」、TOPIK IIを受けて120点未満であれば同様に合格級なし、という扱いになります。

自己診断が重要な理由

受験申込の前に自分のレベルをある程度把握しておくことには、いくつかのメリットがあります。

まず、TOPIK IとTOPIK IIのどちらを受けるかを選ぶ必要があります。初学者がTOPIK IIを選ぶと、問題の難易度と自分の実力の乖離が大きくなりすぎ、勉強の方向性を見失いやすくなります。逆に、すでに中級以上の実力がある方がTOPIK Iを受けるのは受験料の無駄になります。

また、現在地を把握することで、試験本番まで「何を・どれくらい」勉強すればよいかが具体的に見えてきます。公式サイト(韓国教育財団 kref.or.jp)ではサンプル問題を公開していますので、受験前に一度取り組んでみることが現在地確認の第一歩といえます。

級別ロードマップと自己診断チェックリスト

各級で「何ができるか」を把握し、自分が今どのレベルにあるかを確認してみましょう。以下の目安は、TOPIK公式の能力記述をもとにした一般的な指標です。

1級相当(TOPIK I・80〜139点)

語彙の目安: 800〜1,500語程度
文法の目安: 基本的な文型(〜です/ます、〜ですか?、〜してください)を使える
リスニング: ゆっくりはっきりした発音であれば日常的な短い会話が聞き取れる
リーディング: ハングルを音読でき、簡単な単語や定型表現を読める

自己診断チェック
– [ ] ハングルの母音・子音・パッチムをひととおり読める
– [ ] 「私は〜です」「〜はどこですか?」などの基本文型を使える
– [ ] 数字(固有数詞・漢数詞)を聞いて理解できる
– [ ] 食べ物・家族・色など日常的な単語を500語程度知っている

上記の半分以上に当てはまるなら、TOPIK I受験・1級合格が視野に入る段階といえます。

2級相当(TOPIK I・140点以上)

語彙の目安: 1,500〜2,500語程度
文法の目安: 接続表現(〜て、〜ので、〜たら)を使い分けられる
リスニング: 身近なテーマの短い会話の要点をつかめる
リーディング: 短い案内文や広告のおおまかな意味を読み取れる

自己診断チェック
– [ ] 过去形・尊敬形・丁寧形を状況に応じて使い分けられる
– [ ] 「〜なのに」「〜ながら」など複文を作れる
– [ ] 電話や案内放送のような短い音声の要点がわかる
– [ ] 韓国語の短文メッセージやSNS投稿を読んで意味がだいたいわかる

3級相当(TOPIK II・120〜149点)

語彙の目安: 3,000〜4,000語程度
文法の目安: ある程度の複雑な文型(〜にもかかわらず、〜ことが多い)を使える
リスニング: 일반的なニュースや説明文の大意をつかめる
リーディング: 説明文・生活情報に関する文章の概要が理解できる

自己診断チェック
– [ ] ニュース・ドラマを字幕なしでおおよそ内容把握できる場面がある
– [ ] 意見・理由を複数の文でまとめて述べられる
– [ ] 敬語と普通体を場面に応じて使い分けられる
– [ ] よく使われる慣用表現や接続副詞(그러나・따라서など)を知っている

4級相当(TOPIK II・150〜189点)

語彙の目安: 4,000〜5,500語程度
文法の目安: 論理的なつながりを持つ文章を作れる
リスニング: やや専門的な話題の要旨を理解できる
リーディング: 比較的長い文章の論理構造を読み取れる

自己診断チェック
– [ ] ニュースや解説系の音声を聞いて話のポイントを整理できる
– [ ] 友人・職場・時事などをテーマに一定量の文章を書ける
– [ ] 語彙問題で文脈から意味を推測する力がある
– [ ] TOPIK II模擬問題を解いて150点前後が取れる

5・6級相当(TOPIK II・190点以上)

語彙の目安: 6,000語以上
文法の目安: 語彙・文体の幅が広く、正確性が高い
リスニング: 講義・討論など抽象度の高い音声も理解できる
リーディング: 論説文・文学的文章の細部まで読み取れる

5・6級は、韓国語を専門的に使う職場や大学院進学を目指す方が主な受験層といえます。TOPIK IIの模擬問題で190点以上が安定して取れるかどうかが、現在地確認の目安になります。

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レベルに合わせた学習計画の立て方

自己診断で現在地がわかったら、次は目標級までのロードマップを考えます。ここでは代表的なケースをいくつか示します。

試験日程の確認

2026年の日本国内試験日は以下のとおりです。

  • 第1回: 2026年7月5日(日)
  • 第2回: 2026年10月18日(日)

申込は韓国教育財団(kref.or.jp)のウェブサイトから行います。申込期間や詳細は公式サイトで必ず最新情報を確認してください。

ケース1:現在0〜1級相当 → 2級合格を目指す(目安:3〜4ヶ月)

まずハングル読み書きを完成させ、基本文型と日常語彙を1,500語程度まで積み上げます。1ヶ月目はハングルと発音ルール、2ヶ月目は文型と語彙の習得、3〜4ヶ月目はTOPIK I過去問演習という流れが一般的な目安です。

単語については、TOPIK Iの頻出語をリスト化して毎日10〜20語ずつ定着させていく方法が効果的です。語彙の積み上げが最もスコアに直結しやすいセクションと考えてよいでしょう。

ケース2:現在2級相当 → 3〜4級合格を目指す(目安:4〜6ヶ月)

2級から3・4級への壁は、語彙量と読解力の差にあります。この段階では単語数を3,000〜5,000語に増やすことと、長文読解に慣れることが鍵になります。

学習の流れとしては、語彙強化(毎日20〜30語)→ 文法の整理(接続表現・副詞)→ 過去問演習の3本柱が有効です。リスニングは、TOPIK IIの過去問音声を繰り返し聴くことで徐々に耳を慣らしていきます。4〜6ヶ月前から始めると余裕のあるスケジュールで臨めるといえます。

ケース3:現在4級相当 → 5〜6級合格を目指す(目安:6ヶ月〜)

高級帯のスコアアップには、語彙の精度と作文力の向上が求められます。語彙は6,000語以上をカバーしつつ、類義語の使い分けや文脈に応じた語選択の精度を高めることが必要です。

作文セクション(쓰기)の配点が比較的高いため、週に2〜3回の書き言葉練習を取り入れるとスコアが安定しやすくなります。過去問を時間を計って解く「本番形式の演習」も、この段階では欠かせません。

学習開始の目安

目標 推奨開始時期
1〜2級(TOPIK I) 試験3〜4ヶ月前
3〜4級(TOPIK II) 試験4〜6ヶ月前
5〜6級(TOPIK II) 試験6ヶ月〜1年前

これはあくまで一般的な目安です。現在の学習状況・毎日の学習時間によって大きく変わります。

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レベルアップに効果的な教材・アプリ

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TOPIKの語彙対策において、まず取り組みやすいのがアプリを使った単語学習です。TOPIK韓国語単語帳8000は、TOPIK1〜6の全級に対応した単語を最大8,000語収録しています。語彙は8つの公開データソースをもとに客観的なスコアリングで選定されており、各級の中でも出題頻度の高い単語から順に並んでいます。

全単語・全例文に音声が収録されているため、リスニング対策と語彙学習を同時に進められます。無料プランでTOPIK1レベルの1,000語から始められるため、まず試してみることが可能です。

料金プラン
– Free: 1,000語(TOPIK1)無料
– Plus: 5,000語(TOPIK1〜4)月980円 / 年4,800円
– Pro: 8,000語(TOPIK1〜6)月1,480円 / 年9,800円

公式過去問・サンプル問題

語彙・文法の土台ができてきたら、公式のサンプル問題や過去問に取り組むことを推奨します。韓国語能力試験(TOPIK)の公式サイト(topik.go.kr)で過去問が公開されています。問題の形式や時間配分に慣れることで、本番のスコアに反映されやすくなります。

教材の組み合わせ方

語彙アプリ(毎日の積み上げ)+文法テキスト(週2〜3回)+過去問演習(月2〜3回)の組み合わせが、バランスよく実力を伸ばすうえで効果的といえます。1つの教材に絞るよりも、それぞれの役割を明確にして組み合わせることが結果につながりやすい傾向があります。

まとめ

TOPIKのレベルチェックは、公式のスコア基準と各級の能力目安を照らし合わせることから始まります。まず公式サンプル問題に取り組み、語彙量・文法理解・リスニング力を自己診断することで、TOPIK IとTOPIK IIのどちらを受けるべきかが見えてきます。

現在地が把握できたら、試験日(2026年は7月5日・10月18日)を逆算して学習計画を立てることが大切です。語彙の積み上げはスコアに直結しやすい要素ですので、毎日の単語学習を軸に、文法・リスニング・読解をバランスよく組み合わせた対策を進めてください。

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