TOPIK勉強法|初級から上級まで級別ロードマップと各セクションの攻略法

TOPIKを受けてみようと思ったものの、「何から始めればいいかわからない」「自分の級に合った勉強法がわからない」と感じている方は多いのではないでしょうか。TOPIKは級ごとに求められるスキルが大きく異なるため、同じ勉強法で全員が対応できるわけではありません。この記事では、TOPIKの試験概要から級別の学習ロードマップ、各セクションの攻略法まで順を追って解説します。

TOPIKとは?試験の基本情報

TOPIK(Test of Proficiency in Korean)は、韓国語を母語としない人を対象とした韓国語能力試験です。日本では韓国教育財団(KREF)が主催しており、語学力の証明や進学・就職への活用を目的に多くの方が受験しています。

試験の種類と級別スコア

TOPIKはレベルによって2種類の試験に分かれています。

TOPIK I(1〜2級)
– 200点満点
– 1級:80点以上139点以下
– 2級:140点以上
– 試験構成:リスニング+リーディング(計60分)

TOPIK II(3〜6級)
– 300点満点
– 3級:120点以上149点以下
– 4級:150点以上189点以下
– 5級:190点以上229点以下
– 6級:230点以上
– 試験構成:リスニング(60分)+作文(50分)+リーディング(70分)

2026年の日本国内試験日程

  • 第1回:2026年7月5日(日)
  • 第2回:2026年10月18日(日)

申込は韓国教育財団公式サイト(kref.or.jp)から行います。試験日程や申込期間は変更になる場合があるため、公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

級別学習ロードマップ

初級(TOPIK I:1〜2級)を目指す方へ

TOPIK Iの合格に必要な語彙数の目安は約800〜2,000語とされています。ハングルの読み書きができ、日常的な挨拶や基本的なフレーズを理解できるレベルが1級の出発点です。

STEP 1:ハングルと基本文法の習得(1〜2ヶ月)

まずはハングルの読み書きを確実にします。母音・子音・パッチムを一通り習得したら、基本的な助詞(은/는、이/가、을/를、에、에서)と語尾(〜です・〜ます相当)を押さえましょう。

STEP 2:基本語彙の積み上げ(2〜3ヶ月)

TOPIK Iでは日常生活に関する語彙が多く出題されます。「買い物・交通・天気・家族・時間」などのカテゴリ別に語彙を整理しながら学ぶと定着しやすいです。1日30〜50語を目安に積み上げていくペースが現実的といえます。

STEP 3:過去問演習と時間配分の確認(1〜2ヶ月)

TOPIK Iはリスニングとリーディングの2セクションのみのため、時間的なプレッシャーは比較的少ない試験です。過去問を繰り返し解き、出題パターンに慣れることが攻略の中心になります。公式サイトや参考書に掲載されている過去問を活用してください。

中級(TOPIK II:3〜4級)を目指す方へ

TOPIK IIの3〜4級は、日常的なコミュニケーションに加え、社会的な話題や説明文も理解できるレベルが求められます。目安語彙数は3,000〜6,000語程度です。

STEP 1:文法の精度を上げる(2〜3ヶ月)

初級段階で習得した基本文法を応用する練習を行います。接続語尾(〜ので、〜けれど、〜たら)や間接話法、受け身・使役などの表現が中級以降では頻出です。誤りが多い部分を優先的に補強しましょう。

STEP 2:語彙の拡張(継続)

中級では生活語彙にとどまらず、社会・環境・文化に関する語彙も必要になります。TOPIK頻出単語をリスト化した教材や単語帳アプリを活用し、効率よくインプットすることが重要です。

STEP 3:作文セクションへの対応準備(1〜2ヶ月)

TOPIK IIには作文(쓰기)セクションがあります。3〜4級相当の問題では、文章の穴埋めや短文作成が出題されます。基本的な文章構造(主語・述語・接続)を意識した書き方を練習しておきましょう。

STEP 4:過去問演習(1〜2ヶ月)

TOPIK IIは試験時間が合計180分と長く、セクションをまたいだ体力管理も必要です。本番と同じ時間配分で通し練習を繰り返すことで、試験に対する慣れを養います。

上級(TOPIK II:5〜6級)を目指す方へ

5〜6級は高度な読解・作文力が要求される最難関レベルです。語彙数の目安は7,000語以上、ニュースや論説文なども読めるレベルが求められます。

STEP 1:アカデミック語彙・時事語彙の習得

5〜6級では経済・環境・社会問題・科学技術などの話題が頻出です。日常語彙だけでは対応できない専門的な表現を意識的に学ぶ必要があります。韓国語のニュース記事や公式文書を読む習慣をつけると効果的です。

STEP 2:論理的な文章構成の練習

作文(쓰기)の54番問題では600〜700字程度の論述が求められます。序論・本論・結論の構成を意識しながら、自分の意見を論拠とともに述べる練習を繰り返しましょう。添削を受けられる環境があれば、より精度高く改善できます。

STEP 3:長文読解の精度と速度を上げる

リーディング(읽기)では、複雑な論説文や統計グラフを含む問題が出題されます。時間内に全問解き切るには、設問を先読みしてから本文を読む「設問先読み法」が有効とされています。

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セクション別攻略法

リスニング(듣기)

TOPIK IとTOPIK IIの両方に出題されます。問題数が多く、音声が一度しか流れないため、集中力の維持が鍵です。

  • 選択肢の先読み:音声が流れる前に選択肢を素早く確認し、何が問われるかを把握しておきます
  • キーワードの聞き取り:すべてを理解しようとするより、話題のキーワードと数字・時間・場所などの情報に集中する方が正答率が上がりやすいです
  • 日常的な聴取練習:韓国語のポッドキャストや音声教材を使い、ナチュラルなスピードの韓国語に慣れておくことが効果的です

語彙・文法(어휘·문법)

TOPIK Iに設定されており、適切な語彙や文法形式を選ぶ問題が出題されます。

  • 文脈からの類推力:単語を単体で覚えるより、例文ごと覚える方が実際の試験で応用しやすくなります
  • 紛らわしい語の区別:意味が似通った語の使い分け(예를 들어・즉・따라서 など接続詞系)は特に注意が必要です

リーディング(읽기)

TOPIK IとTOPIK IIともに出題されます。文章量が多く、時間管理が最大の課題です。

  • 段落の主題をつかむ練習:段落ごとの要旨を素早く把握するスキムリーディングを練習しておくと、長文問題での時間短縮につながります
  • 設問の種類に慣れる:「筆者の主張」「次に来る文章として適切なもの」「内容と一致するもの」など、出題パターンは一定のため繰り返し触れることで正解率が安定します

作文(쓰기)※TOPIK IIのみ

作文は語彙力・文法力・論理構成力の総合問題です。

  • 51・52番(短文穴埋め):文脈に合う適切な文末表現や接続語を選ぶ問題です。文法の精度が直接スコアに影響します
  • 53番(200〜300字):グラフや統計の説明文を書く問題が多く出ます。「〜によると」「〜の割合は〜に達している」などの定型表現を押さえておくと対応しやすいです
  • 54番(600〜700字):テーマに対する自分の考えを論述します。序論→本論(2〜3つの論点)→結論の構成が評価されやすいとされています

TOPIK韓国語単語帳8000(iOS)
単語学習では、シャッフル機能と音声確認がセットで使えるアプリが効果的です。TOPIK韓国語単語帳8000は無料プランでTOPIK1レベルの1,000語から始められます。
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おすすめ教材・アプリ

TOPIK韓国語単語帳8000(iOS)

TOPIK対策の語彙学習に特化したアプリです。8つの公開データソースをもとに客観的に選定した8,000語を収録しており、TOPIK1〜6のすべての級に対応しています。各級内でも「出る順」に整理されているため、優先度の高い単語から効率よく学べます。全単語・全例文に音声が収録されており、耳からの学習にも対応しています。

無料プランではTOPIK1レベルの1,000語を学習でき、学習を続けたい方向けにPlus(5,000語)・Pro(8,000語)のプランが用意されています。ゲーム感覚ではなく、体系的にコツコツ積み上げたい方に向いているアプリです。

公式過去問

TOPIK公式サイト(topik.go.kr)では過去問が無料で公開されています。本番と同じ形式・難易度の問題で練習できるため、対策の軸に置くことをおすすめします。

市販の参考書

「できる韓国語」シリーズや「新・合格できる!TOPIK」シリーズなど、日本語対応の参考書は書店やオンラインで入手できます。文法の体系的な理解には参考書の活用が効果的です。

まとめ

TOPIKは、目標とする級によって学習内容と必要な準備期間が大きく異なります。まず自分の現状レベルを把握し、目標の級に合ったロードマップで学習を進めることが重要です。語彙は継続的な積み上げが必要なため、毎日少量でも触れる習慣が長期的な結果につながります。

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